戦々恐々
朝、小鳥たちのさえずりに戦々恐々としている。そう、奴らは柿を食べてしまうから。
店主は、断然、熟柿派である。生成りの熟柿をと、できるだけ収穫を延ばしている。
昨年は、一番熟れた果実を食べられた。それで、あわてて収穫したが、やはり未熟で硬かった。何日もほおって置いたが、結局、やわらかくはならなかった。
そこで、今年は、できるだけ収穫を延ばしているというわけだ。
いつもは天使のさえずりが、今は悪魔のささやきに聞こえる。
「モウソロソロ イインジャナイカ?」「ソウダナ イタダクカ」
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